転倒での腰の痛み?それとも年齢によるしびれ?違いと注意点
「腰の痛み」や「足のしびれ」は誰にでも起こりうる身近な症状です。
でも原因は1つではありません。大きく分けると“急なケガ(外傷)によるもの”と、“年齢や生活習慣の変化(変性疾患)によるもの”に分けられます。違いと受診の目安をやさしく解説します。
転倒などの外傷による腰の痛み
階段や道路で転倒した後の強い腰痛、立ち上がれない・寝返りができないといった症状は、背骨の骨折や神経の損傷が隠れていることがあります。見た目に異常がなくても、後から痛みやしびれが強くなる場合も。転倒後の腰痛は、早めの受診と画像検査をおすすめします。
受診の目安(外傷)
- 転倒・事故後に腰や背中の強い痛みが続く
- しびれ・力が入りにくい・排尿排便に変化がある
- 骨粗しょう症と言われたことがある/骨折歴がある
年齢や生活習慣による「しびれ・腰痛」(変性疾患)
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などは、加齢や生活習慣の影響で徐々に進行します。歩くと足がしびれるなどの症状で始まり、進行すると日常生活に支障が出ることがあります。
受診の目安(変性)
- 痛み・しびれが数週間以上続く/悪化している
- 歩行距離がだんだん短くなる(休むと楽・また悪化)
- 夜間痛や生活動作の支障が増えている
ぎっくり腰の位置づけ
いわゆるぎっくり腰(急性腰痛症)は一般に外傷とは分けて説明されますが、筋肉・靭帯の急な損傷で強い痛みが出ます。繰り返す場合や回復が遅い場合は、ほかの原因が隠れていないか一度ご相談ください。
当院の取り組みとご案内
たかお整形外科では、転倒などの急な背骨のケガから、加齢や生活習慣による腰の病気まで幅広く対応しています。必要に応じて検査・投薬・リハビリを組み合わせ、再発予防までサポートします。
〒810-0064 福岡県福岡市中央区地行3-1-24|たかお整形外科
実はこんな活動もしています
たかお整形外科院長 高尾恒彰は、診療に加え、「脊椎外傷と変性疾患」をテーマとした講演や学会活動にも取り組んでいます。日々の診療で得た知見を共有し、最新の情報を積極的に取り入れることで、患者さんへより良い医療を提供できるよう努めています。
よくあるご質問
転倒してから腰が痛いのですが、様子見しても良いですか?
強い衝撃後の腰痛は、骨折や神経の損傷の可能性もあるため、早めの受診をおすすめします。
年齢のせいだと思って放置してよい症状はありますか?
「歩くと足がしびれる」「夜間も痛い」などは進行サインのことがあります。長引く場合はご相談ください。
ぎっくり腰は受診した方がいいですか?
初回でも痛みが強い・発熱やしびれを伴う・繰り返す場合は受診を推奨します。
一般的な解説をまとめていますが、症状には個人差があります。
「自分の場合はどうだろう?」と気になることがあれば、早めにご相談ください。
初めての方はネット予約も可能です。
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